「耐震設計偽造に対する緊急集会」開催

主催 NPO法人建築技術支援協会

○「耐震設計偽造に対する緊急集会」は当日のメールでの呼びかけにもかかわらず、100名近くのご参加を戴き、真剣で活発な議論が交わされました。また、NHKやTBS、朝日新聞などの取材も受け、NHKニュース番組ニューステンにて放映されました。今後は、11月24日(木)のTBSニュース番組イブニングファイブにて、放映されました。

集会では今後のいろいろな提言が出されました。以下の通り発表いたします。

「構造設計者によるピアーチェック」導入の提言
(プロの構造設計者によるチェック)


12月8日(木)22時50分〜23時 NHK教育テレビ
 10分間オピニオン番組「視点論点」
  「耐震偽造 構造的な問題と今後の提言」
米田雅子
NPO建築技術支援協会 常務理事 建設産業研究者 東京工業大学非常勤講師

<主な内容>
どうしてこんな事件がおこったのか、再発防止のためにどうすれば良いのかについて、制度や仕組みから考える。「プロの構造設計者によるチェックの導入(ピアーチェック)」「構造設計者の職能の確立の必要性」も、建設業の研究者の立場から提言 
   →→→「耐震偽装/構造的な問題と今後の提言」の草稿 掲載 

「日刊建設通信新聞社提供」

 多くの科学技術が進み、これらに支えられて現代社会は動いています。市民はそれぞれの技術者や会社、関係する機関の行っている行為を信頼して日々の生活を行っています。しかし、この数年のニュースに表れているように、薬害エイズ、原子力燃料、鳥インフルエンザ、列車走行など裏切られてきたことも少なくありません。

 人々の生活を支える建築物の耐震性も重要な関心事ですが、技術者から市民に詳しい説明が行われてきたとは言えません。NPO法人・建築技術支援協会はパンフレット「あなたが知りたいマンションの耐震性」を作り、同名の市民講座を11月18日に開きました。偶然ですが、耐震設計偽造のニュースが当日の朝にテレビ・新聞などで流れました。会場に集まった市民の中には、このニュースを見てこられた人も多く、マンションやホテルの耐震性について多くの不安を感じていました。

 行政に限らず、建築構造物の安全性にかかわる学会や団体は数多くあるので、このことに関するきちんとした対策はいずれ行われると思います。市民生活の安全性にかかわる重要なことであり不安を持つ市民が多く、早期に構造技術者で議論し、提言する場を持つべきと考え、次の5項目を中心にして、緊急集会を行うことにしました。今夕のご案内で急なのですが、ご関心のある方々のご参集をお願い致します。
1)市民に広まっている不安への緊急対応
2)どうして、こんなことが起こったか
3)個人の犯罪行為であるが、業界の構造上に問題はないのか
4)制度、仕組に問題はある場合、どのように変えるべきか
5)市民の信頼を得るために提言
6)行政庁の対応に関する民間からの提言

東京工業大学 和田 章


11月18日(金)にシンポジウム「あなたが知りたいマンションの耐震性」を開催しました。こちらの資料をご希望のかたは住所、氏名、郵便番号、電話番号を明記の上、必ず「マンションの耐震性の資料希望」と書いて、建築技術支援協会まで、メールもしくはファクスでお申し込み下さい。郵送にてお送り致します。700円(資料500円+郵送等200円)

〒113-0033 東京都文京区本郷6-25-14 宗文館ビル3階 
       建築技術支援協会事務局「市民講座」係
       電話 03-5689-2911 ファクス 03-5689-2912 
       E-mail psats@psats.or.jp

●日時:
2005年11月21日 午後4時から6時
●場所: KKRホテル東京(11階)梅の間 地図
地下鉄東西線竹橋駅直結3-b出口
東京駅よりタクシー5分
電話 03-3287-2921
●申込み・連絡先:

NPO法人 建築技術支援協会(PSATS)
大里 茂登子 e-mail:psats@psats.or.jp
東京都文京区本郷6−25−14 宗文館ビル3F
Tel:03-5689-2911 Fax:03-5689-2912