シンポジウム・セミナーのご案内

令和7年「サーツ寺子屋」 オンライン講座

 本年も皆様のご期待にこたえる企画を予定しています。講座については詳細が決まり次第、ホームページに随時掲載します。
 皆様のご参加を歓迎します。

第16回オンライン講座
 7月12日(土)
 13:30~ 15:00
 
  受講申込み

テーマ: 令和7年建築基準法大改正に対応する『木造建築物の構造安全性確認』
 日時:令和 7年 7月12日(土) 13:30~15:00
 会場:Zoomによるオンライン配信
 講師:呉 東航 呉建築事務所 代表取締役 (サーツ会員)

 受講料:1,000円
 募集人員:100名


【講演要旨】
令和4年に改正された建築基準法は今年4月1日から施行されました。木造建築物の構造規定に関しては4号建築物が廃止され、必要壁量が個々に算出するほど大きく変わりました。ほぼ同じタイミングで、講師は旧共著「耐火木造[計画・設計・施工]マニュアル」の改訂作業を行い、改正建築基準法への木造建築物構造安全性確認についてまとめました。改訂版は新基準法の施行に1日遅れて4月2日に発行されました。今回の講座は改訂版の構造部分をベースとするが、メインは耐火木造ではなく、広く一般の木造建築物における構造安全性確認のルート、方法などを解説します。


第15回オンライン講座
 3月29日(土)
 13:30~ 15:00
 (終了しました)

  録画視聴申込み

テーマ: 「省エネ改修に成功した団地大規模修繕工事事例」
 日時:令和 7年 3月29日(土) 13:30~15:00
 会場:Zoomによるオンライン配信
 講師:塚部 彰 マンダ計画有限会社 代表 (サーツ会員)

 受講料:1,000円
 募集人員:100名


【講演要旨】
 多摩ニュータウン内の293戸の団地における、耐震工事以外は何でもありの大規模修繕工事として実施された事例を紹介します。

 戸当たり500万円をかけた外断熱、サッシ、玄関扉、給排水管共用・住戸内更新、外構埋設給水管更新などの仕様とコストも紹介いたします。そして2022年以降、省エネ・再エネ関連も順次法改正され、既存住宅も省エネ改修の推進対象に位置づけられており、益々重要な課題となっています。こうした中通常の大規模修繕とは大きく異なる大々的な外断熱化の工事上の難しさ、そして実施前後の室内温熱環境変化の興味深い観測結果もご紹介いたします。また、このような工事金額をどのように工面したか、修繕積み立て金、借入金、補助金の割合も参考になるでしょう。

 最後にこのような稀有な工事を最終的に何故出来たのか?も考えます。補助金の賢い活用、管理組合委員会の長年にわたる地道な取り組みが決め手でした。

 以上2019年から2023年まで長期間をかけた先進的な管理組合の取り組みをご紹介いたします。