「住宅設計者のための構造(木造)基礎講座」

---建築士会継続能力開発(CPD)プログラム認定講座---


 現代のキーワードは「安心安全」と言われていますが、住宅の耐震改修は遅々として進まず、大きな課題となっています。既存住宅のみならず新築住宅の安全性についても、次々に壁量不足等が露呈して安全性について疑問視がされるなど、木造住宅に携わる設計担当者の構造知識の再構築が求められ、更に6月20日からは4号建築物の確認における構造チェックの厳正化も実施されます。本講座は構造安全性確認新事態におけるホームビルダーの住宅設計技術者のための木造構造の基礎的知識涵養のための実務的講座です。


講習 プログラム

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講座テーマ
講師
開催日
建物にはどんな力が働くのか
:建物に作用する荷重と外力(固定荷重、積載荷重、積雪荷重、地震力、風圧力、水圧・土圧その他) :建物に伝わる様々な力とその伝達メカニズム(木造住宅の構造体を中心とした力の流れ方)
貝原尚夫

(貝原建築設計 代表取締役・1級建築士、当協会会員)

9月4日(火)

13:00〜16:30

2 建築基準法上の構造仕様規定のさまざま
:仕様規定で建てられていた4号建築物とは何か、どう変わるのか(構造審査が厳格化する小規模木造住宅の対策)
:必要壁量とは(地震力ならびに風圧力に対する各必要壁量)
:バランスのよい耐力壁の配置について(偏心とは、4分割法の実際(実習を含む)) :その他の仕様規定
太田統士

(太田統士1級建築士事務所所長、1級建築士、当協会理事

10月2日(火)

13:00〜16:30

3 合理的な接合部の考え方
:仕様規定による接合部とは:接合部の仕様規定とN値計算
:N値計算の仕組みについて(実習を含む)
同上 11月6日(火)

13:00〜16:30

4 性能表示住宅の構造
:性能表示住宅の構造の考え方と仕組み :準耐力壁とは
:耐力壁線の考え方(実習を含む) :床倍率とは何か
同上 12月4日(火)

13:00〜16:30

5 ツーバイフォー住宅の設計ポイント
:構造計算の義務がない“2階建て・延べ面積500・以下”の設計条件とは(告示第1540号第8規定までの条件について)
:建物の外周部における耐力壁配置の基本
:耐力壁線上に必要な耐力壁の量
:耐力壁線上の開口部の大きさの制限 :接合部金物の使い方
貝原尚夫

(貝原建築設計 代表取締役・1級建築士、当協会会員)

1月22日(火)

13:00〜16:30

会 場: (財)住宅金融普及協会 会議室 東京都文京区関口1−24−2 関口町ビル
 →会場地図
定 員: 30名
受講料: 5日間 30,000円(テキスト・消費税込み)

原則5回一括とする。個別回受講の場合1回/6,000円

主 催: NPO法人建築技術支援協会
住宅金融支援機構・(財)住宅保証機構・(社)日本建築士会連合会・(社)日本建築士事務所協会連合会