サーツ討論会:「改正基準法(構造)への提言」
2000年6月に施行された建築基準法の改正は抜本的なものであり、その対応をめぐり建築界で議論が盛んに行われています。構造分野においては、一般の構造設計者、創造性を重視する構造設計者、構造技術研究者、行政担当者等が、各々の立場により若干異なる議論を展開しています。私達は構造技術者として、社会が求めている建築物の性能を分かり易い方式で提供するためには、その対応の方向を見出すことが大切であると考え、表記の討論会を2001年2月7日に開催しました。 討論会では、神田 順、山口昭一両氏の主題講演の後、この両氏に金箱温春、北村春幸、春原匡利の各氏を加えた5名をパネリストとして矢野克巳の司会でディスカッションを行いました。ここでは多くの有益な意見が活発に交換され、会場からも熱心な質問や提案を頂きました。 この討論会の内容を踏まえ、我々は建築界への提言をまとめました。提言が社会ニーズへの建築界の積極的な対応を促す一助となれば幸いです。