|
１４年前の秋、ＲＣで計画されていたビルを、急遽ヘビーティンバー構法で建てることとなった。その頃の私は、２ｘ４の会社の中で軸組工法を始めて5年位してはいたが、約１４００�屬箸いΔ里六呂瓩討竜�模だった。 基本設計は、U＆A研究所（現三井ホームデザイン 研究所）の柴丈師さんで、実施設計は松本の設計事務所が行った。私は構造設計を担当し、まだエクセル計算ソフトも無かったので手計算を気長にワープロで清書した。構造図はU＆Aの若い人に手伝ってもらった。集成材と接合金物の製作は米国オレゴン州のウエスタン・ウッド・ストラクチュアに依頼した。日本で作った構造図面を米国に送り、ファックスで質問したり答えたりしながら、集成材や接合金物の加工図に赤を入れ何度もやり取りした。材料現場搬入のためのタイムリミットまでに米国での加工が終わらずに、未加工の材料はアメリカの加工職人と一緒に現場に入ってきた。残った材料加工から建て方工事まで、延べ3週間位松本に泊り込んで作業をした。今、バンクーバーにいる福田君と汗まみれ、木屑まみれで加工と建て方工事の指導やチェックをやった。時には米国の金物の製作ミスがあり、福田君が駈けずり回って、近くの金物工場で作って来たり、パプニングも沢山あったけれども、とても懐かしく楽しくまた最も張りがあり充実していた頃のお話でした。
竣工に向けて急ピッチで進む工事風景 太平洋を渡ってきた集成材でほぼ上棟した現場 |
