第5回
12月9日(月)
18:00~ 20:00
終了しました |
テーマ:「マンションの長期修繕計画の作成と課題」
―ライフサイクルコスト表作成の留意点と収支計画の立て方―
講 師: 濱中冬行 サーツ マンション管理組合支援事業部
会場:NPO法人建築技術支援協会(サーツ) 会議室
受講料:無料 但し 資料代、飲物代など:一般1,500円、学生1000円
定員:22名 |
講座概要:
マンションの長期修繕計画は、宅地建物業法において重要事項説明の1つになっていることから、売買時の区分所有者にとってマンションの資産価値を表す資料であるとともに、管理組合にとっては、マンション共用部に対する将来の修繕費(流動資産)を明らかにし、管理組合の修繕に対する資金計画上のスタンスを内外に示す極めて重要な資料となっている。
その一方で、これに対する区分所有者の連帯責任が希薄なために、なかなか修繕積立金を改定できない組合が多い。
これは、作成者が十分な説明責任を果せていないのも一因であるが、ライスサイクコストの作成留意点では、メンテナンスコストの掛かる修繕項目や機器について、収支計画の立て方では、改定案の提案方法や資金余裕の考え方などについて、作成実績を通してどのようにあるべきかの課題について考える。 |
第4回
9月20日(金)
18:00~ 20:00
終了しました |
テーマ:「防災・減災のための管理組合活動について」
――自治会活動との連携事例紹介など――
講 師: 丸山和郎 サーツ マンション管理組合支援事業部
会場:NPO法人建築技術支援協会(サーツ) 会議室
受講料:無料 但し 資料代、飲物代など:一般1,500円、学生1000円
参加者:12名 |
講座概要:
2011年3月11日の東日本大震災以来、防災力強化のための地域コミュニティーや自治体との連携展開や、「ずっと住み続けたいマンションづくり」を テーマとするマンション管理組合の活動などが注目されている。
これら先駆的管理組合の活動内容を見てみると、耐震基準の新旧に関係なく、補助金のような公助にも頼らず、管理組合単独の課題解決という身近なところか ら、あまり大きな費用をかけずに、防災・減災に関わる課題を「草の根運動」的に地域コミュニティー範囲にまで拡大展開している特徴をもっている。
今回の寺子屋では、首都圏および近畿圏のマンション管理組合のこのようなさまざまな取り組み事例を紹介することにより、安心・安全・快適性を目指すこれ からのマンション管理組合の運営ノウハウのヒントとなるよう、防災・減災を中心テーマとする情報交換の場として設けている。 |
第3回
7月24日(水)
18:00~ 20:00
終了しました |
テーマ:「身近な名建築(文京区内の歴史的建造物の概要)」
講 師: 菅澤光裕 サーツ歴史的建築研究会幹事
旭化成ホームズ 知的財産部企画担当部長
会場:NPO法人建築技術支援協会(サーツ) 会議室
受講料:無料 但し 資料代、飲物代など:一般1,500円、学生1000円
参加者:16名 |
講座概要:
街角に残る記憶装置でもある歴史的建築物について、理解と造詣を深めることで、価値があるにも関わらず知られていない建築にスポットを当て、市民の力で 適切な保存や活用への道を開くベースとなる講座。
サーツの足元でもある文京区内に残る主な歴史的建築(下記参照)について、建設年代・様式・歴史的意味などを概説する。
(紹介予定建築)
東京大学 |
湯島聖堂 |
和敬塾本館 |
安田楠雄邸 |
本郷中央教会 |
聖橋 |
日本女子大学 |
区立明化小学校 |
さかえビル |
旧岩崎家住宅 |
護国寺 |
伊勢五 |
求道会館 |
講安寺本堂 |
鳩山会館 |
東大附属植物園 |
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根津神社 |
椿山荘 |
旧磯野家住宅 |
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東京カテドラル |
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第2回
5月21日(火)
18:00~ 19:30
終了しました |
テーマ:「外断熱をめぐる過去、現在、未来」
講 師: 田中辰明 お茶の水女子大学名誉教授 (下記の講師紹介をご参照ください)
会場:東京大学 本郷キャンパス工学部11号館8階 松村藤田研究室 会議室
資料代、飲物代など:一般1,500円、学生1000円
定員:30名 |
講師略歴:
1940年東京生。1965年早稲田大学大学院修士課程修了。65年~93年㈱大林組技術研究所勤務、この間71年~73年ドイツ学術交流会の奨学生と して、ベルリン工科大学ヘルマン・リーチェル研究所に留学(客員研究員)。1979年工学博士。
93年~2006年お茶の水女子大学生活科学部教授。現在、お茶の水女子大学名誉教授。
著書:・これからの外断熱住宅(2007年工文社) ・事例に学ぶ断熱計画(2010年オーム社)
・建築家ブルーノ・タウト(2010年オーム社) ・ブルーノ・タウト(2012年中央公論新社)
講座概要:
外断熱の歴史と将来展望
外断熱は内断熱に比べて多くの点で優れた断熱法ですが、断熱材が躯体の外に出るために、それを保護する外装材の選定が難しく、どうしてもコストアップに なっていました。しかしながら、最近は省エネルギーや室内の環境面の良さだけでなく、躯体内の結露や日射と気温変化による躯体の膨張収縮が減ることにより 建物躯体の長寿命化につながるものとして外断熱が再評価されています。
2000年1月に朝日新聞の「天声人語」に外断熱が取り上げられて以来、その良いところは認められては来たものの、建築の専門家が期待するほど普及していかないのは何故か。 皆さんと共に考えて更なる発展を望みたいと思います。
(実施例) 築年 構造 面積 壁の断熱仕様 屋根の断熱仕様 施工後のデータまたは居住者の評価
戸建住宅新築 Ex。Ⅰ 田中辰明邸
戸建住宅既存 新築マンションへの適用
マンションの改修 Ex。Ⅰ 南大沢団地 Ex。Ⅱ 竹山団地 (予定)
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第1回
3月13日(水)
18:00~ 19:30
終了しました |
テーマ:「 日米両国におけるホームインスペクション(建物調査)の現状と我が国の課題」
講 師:嶋崎 晴海 建物調査のドリーム(一級建築士事務所)代表
・一級建築士 一級建築施工管理技士 等
・Inspection Training Associates (米国:カリフォルニア州)にて
不動産インスペクション・トレーニングプログラム修了
会場:東京大学 本郷キャンパス工学部11号館8階 松村藤田研究室 会議室
資料代、飲物代など:一般1,500円、学生1000円
参加者数:25名
Ⅰ.米国と我が国のホームインスペクションの違い
① ホームインスペクションの歴史
② 米国におけるホームインスペクション
③ 米国と我が国におけるホームインスペクションの利用率の違い
④ 何故我が国におけるホームインスペクションの利用率が低いか?
⑤ 米国と我が国における一般顧客の建物の価値判断の違い
Ⅱ.我が国におけるホームインスペクションの実態
① 公平な診断がなされていない傾向がある
② オーバーな診断で顧客を不安にさせている傾向がある
③ インスペクターの資質(技量不足)が公平な診断を阻害している
④ ホームインスペクションは技術を駆使した営業行為である
⑤ 中古物件の建物は、建築時の構造・工法・材料の特性・経年劣化について 知ることが重要である
⑥ 顧客の満足度を向上させる為、調査には必ず依頼者の立ち合いを必須とし、
調査中の会話で依頼者の知りたい部分に重点を置いた調査を行うことが重要
⑦ 中古物件はどんな建物も経年劣化するもの、これらを無視し新築並みの診断を 行うことは、
絶対避けなければならない
⑧ 万一不具合を指摘した際は、対応策があり費用も概算で伝えられると、依頼者の満足度は上がる
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