第3回
10月4日(木)
18:00~ 19:30
終了しました |
テーマ:「 東日本大震災から学ぶリスクマネジメント 」
―災害に強いスマート社会の実現を目指して―
講 師:赤木久眞 工学博士、一級建築士
(株)NTTファシリティーズ総合研究所 EHS&S研究センター長
一般社団法人構造調査コンサルティング協会会長、サーツ賛助会員
会場:建築技術支援協会(サーツ)事務所
受講料:一般1,500円、学生1000円
定員:20名(定員に達し次第締め切りますので、早めにお申込みください)
このたびの東日本大震災では、広域にわたる地震・津波被害のみならず、原子力発電所の事故からエネルギー危機も始まり、現代技術の過信をとがめられ、現代社会の弱点を狙い撃ちされた広域複合大災害の様相を呈するに至り、自然の猛威を思い知らされました。それにつれ、私どもが情報通信確保に関わる幾多の経験を踏まえ、かねてより取り組んできた、分野横断的に幅広い視点からリスク(損失発生の可能性)を総合的にマネジメントし全体最適を図る考え方の重要性が、改めて認識される状況ともなっています。
リスク要因は、もちろん地震・津波だけではありません。毎年のように、台風・強風や豪雨・洪水は言うに及ばず、がけ崩れ、豪雪、火山噴火など、何かしらの自然災害が日本のどこかで起きています。企業活動に焦点を当ててみると、災害や環境・エネルギー問題のほかにも、情報漏えい(サイバーテロ)や品質偽装事件など、事業継続を脅かすリスクは増加の一途をたどっています。
次なる巨大地震への備えが叫ばれていますが、「100%の安全」などこの世にはあり得ません。では、私たちは持続可能なスマート社会の実現に向けて、今回の東日本大震災から何を学ぶべきでしょうか。何が本当に必要であり、私たちには何ができるのでしょうか、一緒に考えてみたいと思います。
配布資料として、単行本「リスクマネジメント99の視点―災害に強い持続可
能な社会の実現を目指して―」(231頁:無料)を予定しています。 |
第2回
7月6日(金)
18:00~ 19:30
終了しました |
テーマ:「 津波荷重設計、津波対策建物 」
講 師:菅野 忠(元日本建築センター審議役 サーツ会員)
会場:東京大学 本郷キャンパス工学部11号館8階 会議室
定員:30名(定員に達し次第締め切りますので、早めにお申込みください)
津波荷重については、平成17年6月に内閣府がとりまとめた「津波避難ビル等に係るガイドライン」に規定されていたが、このたび、東日本大震災による津波被害状況を踏まえて再評価を行った。
その結果、防波堤、防潮堤などの遮蔽物がある場合、津波荷重が低減される効果があることが定量的に評価されたため、遮蔽物の有無による分類を行い、津波荷重を評価し直した。
次に、津波避難ビルの設計にあたって、建物壁面の開口による波力の低減方法、浮力の算定法、漂流物による衝突力の評価式などを例示している。さらに、ハザードマップ等に示される想定津波浸水深ごとに、津波避難ビルに必要な建物の規模(高さ、奥行き等)を検討している。
これらの内容は、津波避難ビル等の構造上の要件に係る暫定指針(国土交通省 平成23年11月17日)ならびに津波防災地域づくりに関する法律(同12/27施行)に直接的に反映されている。 |
第1回
2月24日(金)
18:00~ 19:30
終了しました |
テーマ:「放射能測定について ―福島第一原発事故に際し―」
講 師:山口陽二 環境リサーチ 代表取締役
会場:建築技術支援協会(サーツ)事務所
定員:20名(定員に達し次第締め切りますので、早めにお申込みください)
東日本大震災による福島第一原発の事故以来、放射能・放射線・セシウム・除染など今までは全く話題に上らなかった事柄が、マスコミを通じて毎日報道され日常用語となった感があります。
ところが、極一部の専門化以外は知識がないので、安全を唱える人と危険を警鐘する人とが混在し、素人にとっては、どちらを信じてよいのか分からない状態が続いています。
行政も基準の変更や除染・食品の安全基準の見直し等まだまだ続いている状態です。私どもでは、放射線の測定を行っているので、少しでも不明な点が解消できればと考えています。
1. 放射能とは
2. 放射線の測り方
3. 身近な安全対策 |