第3回 終了しました
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テーマ:「BIMが建築設計・生産・管理にもたらすインパクト」 BIM(Building Information Modeling)は、これから建てようとする建物のプロトタイプをコンピュータの中に作り、その建物に対する各種解析(構造、熱、流体等)を行なって設計の妥当性を確かめると共に、可視化することによって発注者、設計者、施工者の意思疎通を図ることが出来るようにするものである。 可視化した結果は皆さんが日常目にするCGと良く似ているが、CGは現実に近い可視化のみであるのに対しBIMは、建物を構成する部材や空間の属性(物理特性や概念)を持っていて解析やシミュレーションに耐えるモデルになっている。 時間の概念を導入し(4D等と言われている)コンピュータの中で施工してみることも出来るソフトも販売されている。 ここ2,3年の間に急速に認識が広まりつつあるBIMは、単なる技術革新のみならず建築の設計・生産・管理のプロセスを大幅に変える可能性を秘めている。 こうしたBIMが建築設計・生産・管理にどのようなインパクトをもたらすかについて講義する。 |
第2回 終了しました
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講 師:細川 洋治 東京大学地震研究所 特任研究員 あと施工アンカーは、最初に特許を出願されてから100年が経過します。今日までどんな展開がなされ、現状はどうなっているか、そして将来への展望は開けるのだろうかなど、あと施工アンカーの分類から適用範囲について、「設備機器の固定」「非構造材の接合」「主要構造部への適用」に関する実情について解説を行う講座にしたいと考えています。 最近の話題としては、日本建築センター:「設備機器の耐震設計・施工指針の実務上のポイント」、日本建築学会:「各種合成構造設計指針・同解説」が刊行されています。また、ストック型社会への対応として、建物の改修工事への適用に向けて建築基準整備事業の中で、「あと施工アンカーの長期許容応力度に関する検討調査」に関する研究が行われ、現在「技術的助言」に向けて、基礎的データを基に検討が行われています。 以上のようにあと施工アンカーに関する世の中の体系が構築されようとしている現在、これまでの歴史的経緯などを含めて、建築部材として位置付けていくにはどんな課題があるか、建築関係者全員で考えていく時期に来ていると思いますので、この講座を皆さんへの話題提供の場と考えています。 |
第1回 終了しました
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テーマと講師: ①「東日本大震災 現地を視察 して考える」 (仮題) ②「広域で点在する地震被害を考える 」 今回の地震は、津波、液状化、原発と、多様な災害が発生している。一方建築物 では、構造躯体そのものの被害は少なく、天井などの非構造部材の被害が大きか ったといわれている。また、これら地震被害が広域に点在しているのも特徴のひ とつである。このような被害について、神奈川から宮城まで非構造部材を中心に 行った被害調査から、感じたこと・考えたことを紹介したい。 |