- 「中小建設業の新分野進出ヒアリング」感想 阿部市郎
- 私の場合は、中小建設業といっても自分の得意分野を生かして、ホームビルダー2社の新分野進出を調査することにした。
ホームビルダーの場合は建設業の厳しい環境の中でも、まだ薄日がさしている部分もあり、まるっきり新分野に進出するというよりも、現在の住宅事業の中で時代のトレンドにあった関連する新分野へ進出するといった形である。
東京の（株）マルビシは田園都市線すずかけ台駅近くに本社を置く、ホームビルダーとしては有数の業者だが、メインの新築住宅以外にリフォーム事業も手がけているが、昨年女性スタッフのみでデザインから工事管理まで行うリフォーム事業を創始して、特に提案型営業で従来に倍する業績を挙げている点が注目された。ターミナルの青葉台に出店して成功したが、一店のみを拡大せず今後同様の店を拠点展開していくという社長の方針も、地場密着の経営者としての見識で敬服させられた。
また、岡崎のサンヨウー建設（株）は従来木造軸組工法とツーバイフォー工法で業績を二分してきたが、環境・安全・健康といったエンドユーザーの不安を先取りして、無垢の国産乾燥材の躯体、無垢の内装材、珪藻土の壁、マイナスイオンを発生する木炭竹炭を床下敷きこみ等を徹底して採用したエコ住宅を別事業部として発足させ成功を収めている。
いずれも、思い切った人材起用と事業展開で長年の経営環境から一歩前へ踏み出して成功した点が注目された。新分野進出といっても、経営者の新事業創始にあたっての卓見と人・物に対する的確な投資が肝要と知らされた事例である。
- 酷寒の新分野進出企業 堀井秀治、泉 清之
１月２９日､３０日の両日、北広島市と札幌に拠点を持つ3社を訪問した。２９日午前羽田を立ち､新千歳空港と札幌市との中間に位置する北広島市のシニアライフ社（エルム建設が新規事業として100％出資）運営の高齢者支援グループハウス「ドミトリーエルム」を見学した。駅から然程遠くないと判断し、タクシーを尻目に歩き出したものの､しばらく行くと歩道は凸凹のアイスバーン､さすがに他に人影もなく、おぼつかない足取りで半時間掛けてやっとの思いでたどり着いた。
この施設はエルム建設の独身寮を改修したもので､高齢者だけでなく寮の住人であった数人を含む若者が共に生活していることが特長で､娯楽室も用意され（高齢者の家族用の宿泊室兼用）、廊下も広く､現在12名の居住者は快適な生活を営んでいる様子であった。しかし､7万円/1人・月（食事付き）の収入では、経営的にはぎりぎりで､エルム建設社長の奥様が調理や掃除などスタッフの一員（肩書きは所長）として働き､近所の知人にボランティア的に協力していただいているという状況であった。
同社は芝生専門のメンテナンス事業も行っているが､当日は関係者が出払っているとのことで､残念ながら見学は叶わなかった。
札幌のホテルに着いて一休みした後、岡高組の小坂専務（社長のご子息）とホテルで待ち合わせヒアリングを行った。同社は多角化の一環として､小坂専務が中心となり、殺菌・防臭・防汚効果が半永久的に持続するという光触媒による塗布技術「ALEX」工法を開発｡「どのように化学の知識を？」という質問に､「慶応法学部在学時代に趣味で化学を勉強した」とのこと。同専務はクラシック音楽の研究家でもあり､老舗建設業（1910年創業）の多才な御曹司が幅広い交友関係を通じて新規事業の展開を支えているという感がした。この4月から販売開始するとのこと。その成否に注目したい。
ヒアリング後、夜食に選んだホテル近くの郷土料理店は地酒が無くがっかり｡やむなく伏見の酒で我慢。事前調査不足！
翌朝、時折吹雪く零下7度という寒さの中、緑新興産を訪問した。同社は本業の傍ら積極的に情報収集する中で､腐敗性廃棄物処理装置に出会い、この販売（営業と顧客対応、保持管理）を通じて環境事業への参入を図っている。道内で問題となっているホタテのウロの処理に効果を上げ、24時間でほぼ完全に腐敗消滅するという｡他に生ごみや下水汚泥など有機廃棄物のほとんどを処理できるとのこと｡金井社長は従来の同種の装置に比べ格段に優れていると自信満々。ただ､今後道外への営業展開が課題で､道外の協力会社を求めているという。
ところで､緑新興産では前日訪問したエルム建設が30日朝会社更正法の適用を受けることになったことを知らされた。新規事業展開を積極的に試みる会社においても､この不況の風に耐え切れないところが有るということを改めて思い知らされた旅であった。
間伐材の活用を目指して 今津賀昭
○小木曽建設は、長野県南部の中核都市の飯田市郊外にある中堅土木工事企業。1,000坪ほどの敷地の一角に簡易なプレハブ造の事務所。約束通り専務（社長の長男）が応じてくれた。地元の信大土木工学科を卒業し、日本鋪道に入り、技術開発でいくつか実績を挙げた後、父の会社に戻ってきた。開発マインドは益々盛んで、社長も自由にやれと応援。
○県土の８５％を山林が占める長野県。美林を維持する為には間伐が欠かせない。その間伐材の用途開発に着目し、社業の舗装関連で「環境に優しい木質舗装」を目ざした。社長の人脈で県の林産試験所の技術者との共同開発のチャンスも得た。
○社長から数名の研究補助員を預かり、自社の試験ヤードで開発研究を進めた。透水性舗装基盤と木質ブロックを堅固に接合する無公害のバインダーの開発が最大課題であった。２年後に自信の持てる技術が完成した。歩行感が良く、暖かで優しい木質舗装を公共公園などに採用してもらうために、勇躍、県の公園緑地課を訪ねた。
○「インターロッキングでやってきたので、木質舗装に変える理由はない」と冷たい応答。ダム建設を凍結する一方で、林業振興を掲げる知事の方針は、窓口レベルには全然伝わっていない。「くやしいが、役所の古い人たちが入れ替わるのを待つしかない」と小木曽専務。
○別れ際。事務所の玄関ホール脇のテーブル上に数々のサンプルが置かれている。木質舗装以外にも弾性舗装などの種々の開発取り組み中という。小木曽専務３０歳。同じ世代の人が地方行政の場で新風を吹き込むようになる日が早く来い！
社長の意欲にうたれる 向野元昭
私は、次の3社を訪問し、今までやや縁遠かった分野で努力して居られる方々にお会いして大変感銘を受けました。
常南グリーンシステム（株）は、造園業から社員の1部をダチョウの飼育にシフトし、食肉の販売と観光牧場に主力を移しています。社員の手を生かして柵作りをし、石岡という地の利を生かして、近くの食品工場の廃棄物を飼料に利用するなど一石二鳥の効果を出しています。
（有）マルナカは、排水管のリニューアル工事を、独自開発した「エポキシ樹脂のチューブ反転工法」というユニークな工法を用いて増注に結び付けています。15人の会社で新工法を生み出した苦労がしのばれました。
（株）アール･エヌ･ゴトーは、全くの新分野とは言えないかも知れませんが、外壁の塗装工事をリニューアルのみに特化し、高品質の施工が出来る体制作りをして成功しました。品質確保のため直用工にこだわり、一方、多能工化して社員教育を徹底し信用を得て一流の管理会社を施主として確保しています。
以上3社で共通する点は、社長が個性的で新分野進出の意欲があることです。また、直接融資も必要ですが、開発したものの需要の開拓、例えば材料、工法の展示会への出展、ホームページ立ち上げなど自力で短期間ではやれないことを援助してあげられれば良いと思います。人知れず、良心的な工事をしている会社が生き延びていけるような建設業界でありたいと感じました。
原点に返ろう（岐阜県・山辰組調査より） 三田諭吉
その工務店は、駅からは遠い、少し大きな川の近くにあった。
社長は、子供の頃からその川のほとりで自然と共に育ってきた。子供の頃は、岩がゴロゴロしていた川は、今は整備され見た目にはすっかりきれいになっている。しかし、そこは、魚の住めない川になってしまっていた。なんとかして、川を昔の姿に戻したいと思った社長が思いついたのは、君が代に出てくる「さざれ石」であった。そして、小さな「さざれ石」が多数集まって激流にも流されない大きな岩となる「イワオ」であった。これを人工的に作り川に置けばきっと魚は帰ってくる。そう信じて仕事のかたわら、さざれ石の研究に没頭しこれを完成させた。そして魚は帰ってきた。更に、魚が棲み易いようにと魚道の研究をして従来のものに比べて格段に多くの魚の遡上が見られる魚道作りにも成功した。
又、河川工事のときに回しっ放しの揚水ポンプに疑問を感じ、自然の摂理に従うことにより始動時にしかエネルギーを必要としない揚水ポンプの開発にも成功している。エネルギーを使うことに何の疑問も感じないで力づくで自然と対決していた風潮への警鐘でもあったのだろうか。利益を求めての技術開発ではなくて、自然に帰ろうとする技術開発の姿勢に大変感銘を受けた。
本来なら、行政が取組むべきこれらのテーマに、世間の目が環境に向けられる以前から、地方の一工務店がこつこつとこのような原点に返る努力をしておられたことに大いに共感を覚えた。地球環境維持のために、我々も身近なところで、もっともっと原点に返る努力をする必要を痛感した。
新規事業へのプロセス 滝澤清治
今回の調査は、国や地方自治体における公共建設投資への発注の手控え、長引く景気の低迷による民間投資の減少等による建設業の地盤沈下に対して、企業経営の展開を建設業種の中で質的な拡大を図るとか、異分野への進出により事業転換を計画・実行している企業の活動状況を、経営トップの方から直に聴き取ることに在った。
面談に応じて頂いた経営者の方々は、ペーパーのアンケートだけでは現れて来ない、言いたいけど現せない、自慢話でもなく、苦労話でもないけれど、結果だけでなく、ここに至るまでのプロセスをも知っていて貰いたいとの思いが有ったと感じられました。
それは、私自身が長年身を置いていた企業が、今まで誰も実行しなかった「建築の工業化」と言う起業の理念の基に４８年前（1955年）に創業されたもので、今で言えばベンチャー企業であった。
一つの事だけに捕らわれているのではなく、営業も設計・工事関係者も自分達が出来る事をやる、中には出来ない事もやって来た進取の精神が溢れていたからです。
創業当初は小口径鋼管構造の仮設建築物を販売する事から（売り込む）始まりましたが、それまでは、建築を販売するといった考えは無かったのではないかと思います。
その商品（建築業界には商品の考えは無かった）の営業に行っていると、本設の工場は出来ないのか、庭先の勉強部屋はどうか、勉強部屋を考えると、台所・浴室・トイレがついた住宅は出来ないか等々、最先端（消費者）からの要望を営業が掴んできて、それへの対応の日々で、新しい芽を出し売り出せるかを皆で考えていた事が思い出させられました。
企業経営としては、安定した運営が図れれば良いとする考え方もあるんだろけれど、一般的には成長拡大を期待される事から、景気動向を判断しながら、「人・物・金」をどう配して行くかが問われるのでしょう。
今回、私が訪問させて頂いた、セントラル建設（株）並びに（株）鈴鍵の両社は古くからその地域で活躍をされて来た企業であり、最新の情報にもアンテナを出しているのみでなく、自らも情報を発信するほどの企業体で、今後の活躍が期待できる経営者・企業で、心より発展を祈って止みません。
“官”に頼らない姿勢 鶴田 裕
訪問した順序で記すと、倉敷、島根県石見と大田、長野県佐久市で、倉敷を除けばいわゆる中山間地域である。
倉敷市の(株)八紘は道路舗装工事業者として実績のある会社であるが、先行きが不透明なことからタイヤなどの廃材を再利用して道路車線区分用のカラフルな誘導標を製造、従来からの業種の延長線上にある商品を全国に供給している。
石見市の今井産業(株)は土木、道路舗装、建築業者として古くから手広く活躍していたが、いわゆる町興しという形で基盤をしっかりさせるべく、地域文化、特産品などの情報発信を行ういまゐネット(株)興した。ＪＲ三江線の無人駅になった旧駅舎を借り受けてケーブルテレビ事業会社を設立、メールマガジンを毎月発行するなど夢多き展開をしている。駅舎の発信基地利用はユニークではあるが、列車が日に５往復で日中の６時間は姿を見せず、バスも日に１往復しか来ないのがちょっと残念なところだ。
大田市の(有)下垣工務所は衰退してしまった農地に目をつけ、同社所有の重機を活用して土壌を改良してブルーベリー栽培をおこなう(有)下垣エーデルファームを興し、東京市場では木更津に次ぐ全国第２位の出荷実績を誇る規模にまで成長し、健康食品が評価される上昇の機運に乗っている。同社社長が積極的に欧米を視察、市内の幅広い賛同者を得て農業法人としての活動が大きく実を結んでいる。
佐久市の三矢工業��も農林業の活性化を目指しての事業展開であるが、同社は放置されている間伐材に着目、チップ化したものを炭化して炭や木酢液を、またその廃熱利用で冬季に果実などの温室栽培をするという循環型産業を確立、結果として森林整備と新事業開拓の一石何鳥もの事業にまで展開されている。
共通して言えることは、基本事業がしっかりしていて、将来を見越しての着眼点に優れ、“官”に頼らない、自己の信念に基づいて活動していること。特に農業や林業に踏み込んでいる会社は、従来からの農業政策に強い憂いを感じていることであった。
- トップの率先実行 野嶋 治
資金力や人材など十分とは言えない会社を率いている経営者が、地域や地元社会への貢献を兼ね、どの様に不況脱出の活路を開拓したか、直接面談し考えや苦心談をお聞きでき貴重な体験であった。
担当した調査から感じたことを以下に箇条書きする。
1.それぞれの新分野進出はトップが決断し率先実行している。
2.進出した新分野は、環境への配慮、地元の活性化など地域への貢献、少子高齢化に伴う社会事象の変化対応、など現在の日本社会が必要ととしている事を、限られた各社の保有資源をベースに模索・開拓し対応している。
3.新分野への取組は、厳しい経済情勢を踏まえ過度の期待を持たず、地道に着実に努力を積重ねている。
4.それぞれの進出分野は、既往対処法では不充分なものが殆どのケースである。例えば、監督官庁が複数に跨る例や技術面、慣習面、経費面、等々で壁が存在し、それらを経営者が率先対処している。
5.進出にあたり不足する知識・施設などは、積極的に地域の大学や高専などの機関を活用すると共に、雇用確保面でも地域還元を念頭にしている。
元気な人達と会う 最上達雄
経済不況に加えて建設事業削減の今日、悲鳴や愚痴を聞く事になろうと思いながら、新しい事業に進出しつつある地方の建設業者を訪問した。しかしうれしい誤算で、意欲ある社長さん達の話は意外に元気良く、日本も棄てたものでないと実感出来た旅であった。
「過疎地にも少なくとも一つは建設業があり、老人だけは多い。したがって建設業が過疎地で老人福祉事業に進出する意味がある」、「建設には必ず環境破壊が伴う。だから環境負荷を軽減出来る生ごみ処理技術に、使命感を持って取組んでいる」、「道路建設などにより伐採される木材を何とか有効に再利用したいと思い、化学物質を吸収できる新しい建材を開発した」などなど、決して強がりではなく、知恵と技術に裏付けられた言葉が聞けたのである。もちろん、新事業進出への多くは、建設事業縮小傾向への危機感がきっかけとなったことも事実ではある。
不満があるとすればそれは、あまり頼りにならない行政、とくに、新しい事業を展開する際に縦割り行政の壁が立ちはだかっていることについては異口同音に聞かされた。今回の調査が行政行為の一端であることへの痛烈な皮肉とも感じられた。
- 国、自治体の支援が不可欠 柳川 裕
今回ヒアリング調査を担当した企業6社は新分野進出に意欲的で、調査を通して感じた各社の取組みとそれに対する国・自治体の動向について述べる。
全体的には各企業共、将来を見越して地域特性・企業特徴を発揮し、国・自治体の何らかの支援を得て懸命に努力している姿勢が伺えた。
企業の取組み姿勢は、社内一丸となった取組みであり、今後の発展を期待させるに十分な活動となっているが、組織的には小規模で外部資源を投入するだけの余裕はなく、さらに発展させるためには、国・自治体の支援が不可欠である。ただこの支援態勢に地域によっては、トータルとしての対応を含めて取組み姿勢が十分でなく、逆に制約や発展に支障となっていることは否めない。
従って、これらの活動が現状では種々の要因で企業経営の貢献に寄与の域にまでは達していないが、地域の特徴を把握し地道な活動から展開・拡大を指向しており、も少し先に成果を期待するのが妥当と考える。
ここでは紙面の関係で、企業側と国・自治体側について特に気づいた点について紹介したい。
企業の取組みは、中小企業であり当然であるがトップ自ら率先垂範し、現業に乗り込む姿勢が高いほど、また情報収集・アイデアを駆使している企業ほど、活動が活発であり社員の取組み意識も高いようである。
一方、最初の段階での開発や試行などに企業支援している国・自治体は、政策・支援を将来的にどのように結び付けていくかの方向性が乏しい反面、形式的な対応(書類作成提出・活動の制約)が多い。この中で企業活動は周辺地域はもとより、より広範囲への活動展開が可能のものもあるが、自ら将来の方向性・発展を幅広く創出するだけの能力が十分でなく、折角の活動もその場限りの対応にならなければとの思いが頭をよぎった。
- 新分野進出をめざす建設会社の発想 吉田 宏
昔机を並べて仕事をした最上氏とのヒヤリング旅であった。私にとっては強烈な印象を受けたのは、会津土建（株）が設立した（株）エマキの技術開発経偉であった。去年の初めに日本の超一流精密企業の関連会社より、ビデオ撮影した新幹線一編成分を一枚の写真にする事が出来たので何か技術的に撮影したビデオが欲しいとのことで、私の団地の汚水管内部のビデオを提供した。写真で連続的に劣化状況が見れば面白い技術だと感じたが、その後連絡がなかった。「エマキ」の技術は同じ考え方であるが、その違いは開発を世界に求めてことである。私のレベルの低い想像であるが、宇宙には数多くのスパイ衛星が高度１５０ｋｍより地上の１５センチまで識別できる写真を送っているようです。識別能力はスパイ衛星より落ちるにしても商業衛星も活躍している現状を考えるとこの種の技術はすでにかなり開発済みと思います。イスラエルの諜報機関「モサド」は有名であり、エマキは多分ここに目をつけ、イスラエルのヘブライ大学、賃金の安いインドの技術者と開発研究グループを編成したのではないかと考えました。地上１５センチの識別が出来る解像力があれば、10〜20ｍ距離からの0.04ｍｍ程度のキレツの識別はその筋の技術を利用すればそれほど開発に時間を必要としないのではないか。菅家社長のすばらしい発想力、行動力を感じた。
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