「親父の心をグット掴まれた航空祭」・・・・滝沢清治

 この頁を書くきっかけは、昨年の春新聞に差し込まれていた、折り込みチラシに載っていた、「旅行案内」に興味を持った事に始まる。そのチラシには、日帰りの手軽な旅と、遠い観光地での名物料理の案内が載っていた他、片隅に3センチ×5センチ程の大きさで、「靜浜航空祭」のバスによる見学会の案内が載っていた。靜浜が何処にあるのか、航空祭がどんなものかも分らなかったが、何となく惹かれるものが有り、心の片隅に引っ掛かるものが残った。

 その後、梅雨が明ける頃の新聞に「航空自衛隊・百里基地航空祭」が開催されるとの記事が有り、誰でも見学が可能なように判断された。

 百里基地が茨城県に有るのは知っていたものの、詳しい事が分らないので、インターネットで「航空自衛隊」を開いてみると、かなり色々な事が広報されていて、「お知らせ」そして「イベント」を開くと、全国で開催される予定の「航空祭」が夏から初冬にかけて月に5〜6回も有って、その中の主要な物だけでも両手が要る程の案内であった。

 その後、開催日前に、地元の商工会等が詳しい情報として、以前の内容、記録、交通・駐車場情報、プログラム等を載せている事を知った。

 そこで百里基地に出かけてみてビックリ、先ず人の多さ、そして午前9時から午後3時まで30分毎に色々なプログラムが行なわれ、飛行姿勢の美しさ、今までに目にした事が無い急上昇時のベーパー(水蒸気)に包まれた機体の神秘さ、20〜30秒で5,000mまで上昇し、急降下する運動性能それに伴う金属音や轟音に身体が反応して、飛行が終わる頃には、親父はすっかり虜に為っていた。

 この興奮がたまらず、あまり使わなかった望遠レンズを持ち出したり、デジカメの望遠レンズに換えたりして、昨年は百里の他松島、三沢、小松、岐阜の各基地に行き、基地それぞれの特徴を満喫した。

 今年は既に山口の米海兵隊・岩国基地と航空自衛隊靜浜航空祭に行ったが、これからまだ色々な航空祭が有るので、魂を抜かれない程度に出かけるつもりで居る。

岐阜基地:車輪を出し、ロール(旋回)中のF−15Jイーグル、日本の主力戦闘機・速度マッハ2.5、上昇限度19, 000m

岐阜基地:この基地は飛行開発実験団、名物の5種類の編隊飛行で、中央はC−1輸送機(国産)その横にT−4練習機(国産)、外側にF−4?U改戦闘機、白色のF−2戦闘機(国産)、尾翼が2枚のF−15Jイーグル戦闘機

三沢基地:米空軍と航空自衛隊が共同使用の基地、他に比べて米軍の地上展示と飛行展示が多く楽しい、写真はブルーインパルスによるオポジットコンティニュアスロールの演技、撮るのが難しいショット

松島基地:T−4練習機(先頭の3機)とF−2A支援戦闘機、先頭の機はブルーインパルス使用機、松島でしか見られない編隊飛行

松島基地:ブルーインパルスの正式名称は11飛行隊、この基地がホームベースなので、午前と午後の2回の演技を披露してくれる、トランプの5を表した、ファイブ・カード編隊、あまり見られない

小松基地:着陸態勢(車輪を出して着陸灯を点灯)で航過する航空自衛隊アクロバットチーム・ブルーインパルスのダイアモンド編隊