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私の人生は100歳で大地に返ります。2003年の秋、自宅の部屋で手酌酒。つるべ落としの陽だまりで、私自身が決めた「寿命」です。無我夢中で駈け抜けた30年が瞬時であったような気がします。廊下を走る孫たちの足音が聞え、子育てに奮闘したあの時代が脳裏に重なる。フルともいえる各集会への参加ぶりを考えてみれば、自身の心中を覗き見ることができたのです。今も各地のイベントに参加していますが、ただ参加してとんぼ返り・・は修整され、その地の歴史・文化に出来るかぎり触れるように視点を変えてみたのです。「目からウロコが落ちる」とはまさにこの事！いかに自身が無知であったかを思い知る連続ではありましたが、「楽しい！」の気持ちが噴出して止みません。空しいニュースばかりの昨今ですが、伝統工芸に黙々と打ち込む青年と話をしたり、昔ながらの味にこだわる日本酒・醤油・味噌などの蔵々を訪れる。特に嬉しいのは現役で共存している古民家、それを支えている地域と人々とのふれあいは最高にしあわせ！それに、私自身も新発見ですが、「温泉・かけ流し」にハマってしまいました。「これほど風呂好きであったとは・・」生涯を振り返っても不思議でなりません。日帰り温泉に浸かったあとは、駅前の安宿に帰り手酌酒・・私は「誰？」。 |
  
集会の帰り道、立ち寄った竹原の町並み
偶然見つけた茶室は超自然体で町中にあった（伊沼にて） |
